平成20年10月12日(日)、第21回全国消防操法大会(財団法人 日本消防協会主催)が、東京都江東区有明の東京ビッグサイト屋外展示場において、大会史上最高の23,000人以上が参加し、澄み渡る秋晴れの下、盛大に開催されました。
今回の大会は、自治体消防60周年記念事業の一環として、東京都並びに関係機関のご支援ご協力を得て、初めて東京ビッグサイトの大舞台で開催することとなりました。首都東京の、足回りがよく著名な会場という利点を活かし、同時開催の地域総合防災力展との相乗効果により、消防関係者に限らず、広く一般の方にもご覧いただき、消防団の活動について理解を深めていただくことができました。 また、大会前日の11日(土)には前夜祭として、激励交流会が開催されました。特に今回は内閣総理大臣もご臨席され、ご挨拶の後、出場選手との記念撮影にも応じられるなど、選手団の士気が一気に高まりました。消防応援団(団長 大沢啓二氏)の方々も、メッセージと記念Tシャツの贈呈で激励され、各テーブルを回って歓談しながら気軽に写真に入っていただくなど、終始和やかな雰囲気の1時間半となりました。 ① 大会は、総括指揮者である島根県出雲市消防団・三成重徳団長を先頭とした出場隊の堂々たる入場行進で始まりました。 ② 日消旗入場 ③開会宣言(高木繁光大会副会長)④ 国旗掲揚 ⑤ 優勝旗返還(消防庁長官賞)の後、以下のとおり開会式が実施されました。
⑩ 選手宣誓 石川県能登町消防団・天幸治嘉指揮者 ◎操法競技 操法競技は、10時00分より開始。第1コース、第2コースをポンプ車の部、第3コースを小型ポンプの部として熱い戦いが繰り広げられました。 審査員競技終了報告
◎東京消防庁音楽隊演奏 お昼の休憩時間には、東京消防庁音楽隊の演奏とカラーガーズ隊の演技が披露され、観客から多くの拍手が送られました。 ◎ 消防団多機能型車両訓練展示 操法競技が終了した後、表彰式までの時間を利用して、繹カ日本消防協会が、平成19年度及び平成20年度でモデル事業として各県に1台ずつ交付している、消防団多機能型車両を使用した訓練展示が行なわれました。 今回は、昨年度に交付、配備を受けた首都圏の3消防団(東京都八王子市、神奈川県茅ヶ崎市、千葉県いすみ市)が、それぞれ積載資器材を活用して、救出救助、救急、消火活動の訓練を展開し、消防団多機能型車両の威力を披露しました。
小型動力ポンプによる消火訓練
◎腕用ポンプによる放水披露 日本消防会館1階のロビーに展示されている、昭和初期に制作された腕用ポンプを使用した操法(放水)が披露されました。茨城県大子町消防団の方々が、当時の刺子(防火服)を着用され、指揮者の号令により、人力だけで防火水槽から吸水し、ユーモアたっぷりな動きでホースを3本延長、見事に標的を倒した時には、場内から大きな拍手と歓声が送られ、成績発表前で緊迫していた会場への一服の清涼剤となりました。 ☆表彰式、閉会式 岩田審査長から競技の審査結果が発表され、引き続き表彰式が執り行われました。ポンプ車の部、小型ポンプの部とも優勝隊(各部1隊)には、消防庁長官賞と日本消防協会会長賞が、準優勝隊(各部3隊)・優良賞隊(各部6隊)には日本消防協会会長賞が授与され、最後に日本消防協会会長特別賞として、優秀選手賞が各操作員の合計9名に授与されました。 表彰式終了後、引き続き閉会式が行われ、第21回全国消防操法大会の全日程を終了しました。
日本消防協会会長表彰(準優勝隊 各部3隊)
日本消防協会会長表彰(優良賞隊 各部6隊)
日本消防協会会長特別表彰(優秀選手賞 各操作員1名) ポンプ車の部 指揮者 井上 金蔵 (愛媛県八幡浜市消防団) 1番員 山形 満 (滋賀県近江八幡市消防団) 2番員 松尾 庸弘 (岡山県和気町消防団) 3番員 新田 章博 (岡山県和気町消防団) 4番員 牧 直貴 (広島県福山市消防団) 小型ポンプの部 指揮者 北野 博文 (福岡県福岡市西消防団) 1番員 篠崎 康輔 (長崎県壱岐市消防団) 2番員 重松 厳 (福岡県福岡市西消防団) 3番員 木澤 浩史 (茨城県大子町消防団) 木村勉大会副会長による万歳三唱
大会結果はこちらからご覧ください。(エクセルファイルが開きます。)
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