○消防団員
市内には、現在12分団253名が消防団員として任命されています。地域に密着している消防団は、地域防災のかなめとして各種災害から人命と財産を守り 続けてきた歴史があり、地域住民から深い信頼を得ております。先に阪神・淡路大震災に際しても、消防団員が中心となって消火・救助救出活動を行い、消防団 の重要性が強く認識されたところです。しかしながら、地域連帯意識の希薄化による団員数の減少や団員の高齢化が年々進み、活動力の低下が懸念されています。市では、「自分たちの町は自分たちで守る」という郷土愛護精神のもとに、消防団に入団していただける方をお待ちしています。
○女性消防団員
瀬戸市消防団では、平成17年3月から女性消防団員を採用しています。女性消防団員は、火災予防の啓発活動を中心に活躍しており、主な任務は以下のとおりです。
- 応急手当の指導
- 一人暮らしの高齢者宅への防火訪問、住宅防火診断
- 各行事でのナレーション、受付、案内誘導
- 消防団ラッパ隊での演奏
- 災害現場での支援活動
- 消防団年間行事への参加
- その他団長が特に必要と認めたもの
○災害支援団員(機能別消防団員)
瀬戸市消防団では、平成18年2月1日から、愛知県内で初めて災害支援団員(機能別消防団員)制度の運用を開始しています。この制度は、消防団員数の減少やサラリーマン化等への対応策として、一度退団した消防団員OBの方に再入団していただき、災害対応に限って参加するもので、消防団の充実強化、地域防災力の維持を図るものです。本市消防団災害支援団員は、平日の昼間帯に不足する消防力を補完するため、5年以上の消防経験を有する消防団員OBの方を再任命し、元消防団員として培った知識、技術を生かして、即戦力として主に平日の昼間帯の火災活動に従事しています。
○赤バイ隊
瀬戸市消防団では、平成16年度から愛知県内で初めてとなる消防団赤バイ隊を運用しています。赤バイ隊は、各種消防広報活動で有効に活用されており、地震等の大規模災害における状況確認や各種情報収集活動での活躍が期待されています。赤バイは、財団法人日本消防協会から3台の交付を受けたものです。
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