甲府市消防団は1団32分団1,214名が、地域の安全・安心の確保に、日夜努めております。平常時は、各地域の警戒パトロール等を行いながら火災予防啓発活動を実施するとともに、各機械器具の点検・取扱訓練等を実施しております。
平成20年度から東海地震等大規模災害の発生に備え、チェーンソー、ストライカーなどの救助資機材を全３２分団に配備いたしました。

　平成２１年度もチェーンソー指導者養成特別教育を実施し、各分団に複数以上の取扱資格取得者を養成いたしました。 また、チェーンソー取扱資格取得特別教育の課程の中に元東京消防庁の救助隊長を特別講師として招き、救助技術を学びました。

　さらには、消防団員の救助技術の向上を目的に、甲府地区消防本部の高度救助隊員を講師として、救助資機材取扱訓練を実施いたしました。
災害時には、その規模に応じて各分団が連携し、災害活動を行っております。
平成20年12月28日に発生しました、大蔵経寺山の林野火災では7日間で32分団
延べ1,471名の団員が出動し災害活動に従事いたしました。 　

今後も年末年始の特別警戒パトロール、火災予防週間中の警戒パトロール等を行う中で、火災予防に努めるとともに、災害時には各分団で協力しながら、被害の減少に努めてまいります。

入団資格は市内・在住または在勤で、１８歳以上の健康な方となっております。
入団方法につきましては、各地区の分団または甲府地区消防本部人事課消防団係（℡055-222-4119）までお問い合わせ下さい。

　消防団員確保の取組としましては、平成19年度から、消防団員協力事業所表示制度を創設し、事業所の協力をいただく中で、団員確保に努めております。

　また、広報誌及び甲府市ホームページなどを通じて、若年層にPRするとともに、充足率の低い分団につきましては、地元自治会連合会の会合や、地元の企業や大学へお伺いするとともに、市内事業所や大学等にパンフレットをお送りするなど、団員確保の要請を行ってまいりました。

平成21年度につきましても、10月に大学の学園祭で、消防車両の展示と一緒に、消防団の加入促進を行いました。 また、市職員の加入促進を図るため、会議で各部局の職員へ加入をお願いするとともに、消防団員に加入している職員から一般の職員に勧誘をする中で、説明会を開催し、団長から加入のお願いをいたしました。

　今後は「消防団入団促進キャンペーン」に合わせまして、広報誌等に団員募集を掲載するとともに、欠員数の多い分団を中心に、地域の自治会連合会の会議にお伺いし、自治会、消防団、消防団OB及び市が連携して、加入促進を図ってまいります。