日野消防少年団は7月23日から25日までの2泊3日で神奈川県相模湖にある秋山川キャンプ場において、団員29名指導者8名により山と湖に囲まれた大自然の中、恒例のキャンプを実施しました。 まず最初に開村式で七つの誓いを行った後、テントを固定するためのロープ結索やハンマーを代用したペグの打ち込みなど、3日間生活を共にする仲間たちの気持ちを一つにして、キャンプ期間中に自分たちの生活拠点となるテントの設営をしました。その後に団員達はキャンプ中に使う箸づくり行いました。箸は丸ごと1本の竹を鉈で切り分け、その後に団員達がナイフで削っていく本格的なもので、団員達は慣れないナイフを使いながらも指導員の指導のもと楽しく箸を作りました。細いもの、太いもの、長いものや短いものなど団員それぞれ様々な箸が出来上がり、団員達は自分で箸を作ることで物を作るということの大変さを経験しました。夜には花火大会が開かれ、街に住んでいては経験することのない月明かり以外ない真っ暗な中で花火はより一層明るく感じ、団員達の心を弾ませて思いで深いものとなりました。 2日目には体力錬成のために相模湖の周囲を約1時間のハイキング。森林の涼しい木陰の中、山道を歩いて相模湖の水辺まで行き、湖の生き物を観察をするなどして大自然を満喫しました。夕方からは5班に分かれ各班毎に夕食のカレーを作り、日野消防署長を審査員にむかえ、カレーコンクール大会が開かれました。日が落ちて暗くなってからはキャンプファイヤーが行われ炎を囲んで団員達は様々なゲームで楽しいひと時を過ごした後、キャンプのことだけではなく、これまでのBFC活動や学校であった事などを話し合い友好を深めあいました。 最終日には3日間お世話になったキャンプ場への感謝の意味も込めて、消防少年団がキャンプに来た時よりもきれいになるように団員達は一所懸命に清掃を行い、キャンプ場内のごみ拾いや炊事場の清掃を通して感謝の気持ちを学び、無事閉村式を行いました。 キャンプ期間中は気温が35度近くもあり暑く大変でしたが、団員達は火の用心・礼儀・自立・素直さ・助け合い・感謝・約束といった「消防少年団の誓い」を守り、キャンプ活動を通じて大きく成長することができました。