「相島少年消防クラブの活動について」
1 夜回り活動
・夜回り活動が相島少年消防クラブの活動の基本であり、活動の中心。現在生徒が5名なので、5名全員で月・水・木・土曜日の午後9時から約30分間、防火のために、拍子木を叩きながら「火の用心」の呼びかけを行っている。4回のうち2回は北組、2回は中組、南組を回っている。分校教師は最終便で帰宅するので、夜回り活動は生徒たちの自主的な活動になっている。これが60年以上続いている伝統の取り組み。
2 相島少年消防クラブ(BFC)入団式
・毎年、新1年生が入学した4月下旬に入団式を行う。相島区長、水上分団長、PTA 会長、婦人消防会長、粕屋北部消防署長が出席して行われる。新入団員は宣誓をして、活動に対する決意を述べる。また相島の先輩の話。消防署の方からの話を聞いて、相島少年消防クラブの団員としての意識を高めます。また少年消防手帳を消防署からいただく。入団式終了後、消防署の方から規律訓練の指導を受ける。
3 軽可搬ポンプ操法訓練
・毎年5月中旬に消防署の方から、軽可搬ポンプ操作方法の指導を受ける。役割分担から放水、ホースのたたみ方まで指導を受ける。この指導を受けたポンプ操作方法の放水までの実演を、毎年9月下旬に行われる相島区小中共催の運動会で実施している。
4 消火訓練・心肺蘇生法(AED使用方法等)
・毎年6月の下旬に相島PTA主催の消火訓練、救急法に参加し、消火器を使った初期消火の方法や、人形使って人工呼吸の方法やAEDを使用しての心肺蘇生法を学ぶ。
5 相島少年消防クラブ(BFC)体験活動
・毎年10月に実施。中学校の3年間で以下の3回の体験活動を実施。
◎福岡市防災センターを訪問して、火災を含めた防災関係について学習。
福岡市の消防艇「飛龍」の見学等。
◎福岡県粕屋北部消防署での一日体験活動→施設の見学、消防服の着用体験。
はしご車乗車体験。
◎新宮町にある立花山に登り。防火啓発の看板を立てる。新宮町にある
400年前の民家〔千年家(横大路家住宅)〕の文化財を火災から守る
システムについて学ぶ。それ以外の文化施設の見学等。
6 一斉夜回り活動
・毎年11月中旬に、生徒と教師(この日教師は全員、島に宿泊)が北組、中組、南組の3つに分かれて、それぞれ伝統の各組の提灯を持って、相島の全世帯を訪問し、防火啓発のステッカーを配布して、「火の用心」を呼びかけて回る活動。
7 相島少年消防クラブ(BFC)退団式
・毎年、12月の中旬に消防署から4名来島されて実施。退団式の前にみんなで準備して、杵と臼を使って餅つき会をする。3年生はこの日に退団する。そして進学に向けて頑張る。消防署の方の話を聴き、3年生は約3年間に及ぶ、BFC活動の感想、1,2年生は活動の反省を発表する。消防署の方々と会食。3年生の活動を労う。 |