●府中消防少年団(東京都)
 
「頑張って助けたい!~父母と一緒に救命講習~」

 八時半集合にもかかわらず、まだ残暑厳しい9月5日の日曜日、府中消防署新庁舎4階の講習室に団員27名・準指導員(高校生)6名・父兄4名・担当の署員1名・私を含む指導者2名の総勢40名が集合し、活動が始まりました。
 規律訓練の後、私、副団長が朝の挨拶をし、5年生以上の28名は板張りの体育訓練室へと移動しました。ここからは、私が副団長ではなく応急手当普及員として指導に当たりました。私の他にも私同様府中署に災害時支援ボランティアとして登録している普及員の方たちが4名と救急隊の方が2名応援して下さいました。3・4年生の8名の団員は、ボランティア1名・担当署員・指導者1名から、三角巾を使用しての包帯法を教わりました。普通救命講習では団員たちはとても熱心に講義を聞いてくれ、実技も真剣に行っていました。
 私たちのクラブでは4月の入卒団進級式の日に、お招きしたお客様方にこの救命処置や包帯法・結索などの演技披露をしています。それが励みになるのでしょう。ですからこの講習も皆頑張ってくれました。また中学生は3年生になると学校で「命の尊さ講座」として普通講習を受けます。その時私がボランティアとして講習のお手伝い行くので、団員達には、他の生徒の手本になる様にといつも話しています。この講習で習った救命処置は大切な家族や友達など周りの人を助けることが出来るということ、それには自分が元気でいること、つまり命の大切さということを理解してもらえるよう心がけています。



 お昼前には講習も終わり、この日の活動は終了です。でも十月には東京消防少年団連盟第八支部内十五の少年団の交流会が予定されており、その時に府中の団員が、D級ポンプ操法の展示を行う予定になっているので、代表団員の十名ほどはお弁当持参で、午後も訓練に励みました。
 午前中は室内でしたが、午後の猛暑の時間帯に、署の中庭での訓練は大変そうでした。それでも消防署員の方々に教えて頂きながら、皆張り切っていました。




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