平成25年5月22日(水)、財団法人日本消防協会の理事会及び代議員会が日本消防会館において開催されました。
平成24年度事業報告、平成24年度決算認定、その他各議案の説明が行われ、原案のとおり承認、決定及び認定されました。 代議員会では、岡崎消防庁長官のご挨拶がありました。 |
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代議員会 秋本会長挨拶 |
皆さんご多忙中の中、ご出席をいただき誠にありがとうございます。日頃から日本消防協会の事業運営にご協力いただきましてありがとうございます。今年の11月25日に東京ドームで消防団120年記念大会を行いますが、特に今年は、各県協会・事務局の皆様にご協力いただきまして、おかげさまで参加人数や内容につきましても、順調に決まり進んでおります。今後も引き続き様々な事でご協力をお願いいたします。
今日の代議員会の中心の議題は、平成24年度の事業報告・決算でございますが、東日本大震災がありましてから2年あまり、様々なことがありました。被災地のご苦労は言い表すことができませんが、全国消防団の皆様のご協力をいただき、日本消防協会としても様々な支援や事業を行うことができました。また、福祉共済事業につきましては、大変辛い決定をせざるを得ない状況になりました。しかし、臨時の掛け金増額等をしていただき、この2年間で平常化することができ、非常時の積立金は、東日本大震災前の状態にほぼ戻っています。
また、4月1日をもちまして、福祉共済などの共済事業につきまして、法律改正があり、継続事業ができない状態になりそうでありましたが、継続できるように総務省と協議した結果、4月1日に事業継続の認可をいただきました。本日消防庁長官がご出席いただいておりますが、そのようなことについても、消防庁には非常にご協力いただいており、厚く御礼申し上げます。
これからも様々な事がございますが、皆様のご支援ご協力いただきながら、日本消防協会としてできるかぎりの事をしていくつもりですのでよろしくお願いいたします。本日はご出席いただきありがとうございます。 |
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代議員会 岡崎消防庁長官挨拶 |
消防庁長官の岡崎でございます。
日本消防協会の皆様方におかれましては、日頃から消防防災行政の推進に御尽力をいただき、厚く御礼申し上げます。
消防団は、地域防災の中核として、地域住民の生命・財産を守る上で重要な役割を果たしており、首都直下地震や南海トラフ巨大地震の発生が懸念される中、地域住民の期待はますます高まっています。このようなことから、消防庁においては、平成24年度補正予算において、地域防災力の強化のため、救助資機材や車両等の整備のために40億円を確保したところでございます。平成25年度予算においても、入団促進キャンペーンや 消防団充実強化アドバイザーの派遣、消防団員の安全対策や惨事ストレス対策を図るための予算を確保するとともに、緊急防災・減災事業において、消防団の機能強化のための車両や情報伝達手段の整備などを新たなメニューとして盛り込んだところでございます。
また、新藤総務大臣から、消防団の入団促進にしっかり取り組むようご指示を受けています。坂本総務副大臣とも、議論し今後の対応を検討していますが、一度に増員することについては難しいのですが、皆様と情報交換して、増やす努力を今後もしていきたいと思います。本年は120年の節目ということもあり、消防庁としても、皆様と一緒に、消防団の新戦力の確保に全力で取り組んでいきたいと思います。皆様におかれましても、予算等を活用しながら、消防団の充実強化や安全対策にしっかりと取り組んでいただくとともに、今後とも地域住民の安心・安全の確保のため、御尽力いただきますよう、お願い申し上げます。本日ご列席の皆様方のますますの御発展を祈念しまして、挨拶といたします。 |
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提出議案
第1号議案 平成24年度事業報告について
第2号議案 平成24年度決算認定について
監査報告
第3号議案 役員の推薦について(理事会のみ)
第4号議案 顧問の推薦について(理事会のみ)
第5号議案 名誉会員の推薦について(理事会のみ)
第6号議案 平成25年度JKA補助事業の補助金交付申請書の提出(理事会のみ) |
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○ 新たに推薦された役員等は、以下の方々です。
(理事長)
原 正之氏 (平成25年7月1日就任予定)
(顧問)
福地茂雄氏(アサヒグループホールディングス株式会社相談役)再任
瀧野欣彌氏(財団法人地方財務協会理事長)新任
(名誉会員)
鳥取県 西 村 育 雄 氏 (前鳥取県消防協会副会長)
徳島県 高 橋 輝 典 氏 (前徳島県消防協会会長)
鹿児島県 豊 永 義 夫 氏 (前鹿児島県消防協会会長) |