消防団の概要

消防団の概要

(1)消防団は市町村の消防機関

 消防団は、市町村の消防機関であり、その構成員である消防団員は、他に本業を持ちながらも、権限と責任を有する非常勤特別職の地方公務員として、「自らの地域は自らで守る」という郷土愛護の精神に基づき、消防防災活動を行っています。
 これは、江戸時代の町火消し、明治時代の消防組以来の伝統であり、この基本精神は、現代においても変わることはありません。
 令和6年10月1日現在、全国の消防団数は2,174団、消防団員数は749,680人であり、消防団は全ての市町村に設置されています。

(2)消防団長及び消防団員

 消防団の長は、消防団長であり、消防団員を指揮監督します。消防団長は、消防団の推薦に基づき、市町村長が任命します。団長以外の消防団員は市町村長の承認を得て、消防団長が任命します。

(3)消防団員の身分、処遇等

 消防団員は、上記(1)でも示したとおり非常勤特別職の地方公務員です。消防団員には市町村の条例に基づいて報酬や出動手当等が支給されます。
 消防団員になる資格は、一般的に18歳以上で当該市町村の居住者または勤務者です。詳細な入団資格は、市町村ごとの条例で定められています。

参考 消防団員報酬等の地方交付税算入額
報 酬 (年額) 令 和 6 年 度
団長 82,500
副団長 69,000
分団長 50,500
副分団長 45,500
部長・班長 37,000
団員 36,500
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